「のだめ」フランス編にでてくるブラームス

クラシック音楽を題材にした漫画と言えば、「のだめカンタービレ」ですよね。あの漫画独特の世界観を上野樹里、玉木宏主演で見事に再現した2006年の連続ドラマは、平均視聴率18.9%と大ヒットしました。

 その「のだめ」の劇中で使われた音楽には、ブラームスの「交響曲第1番」通称、ブライチがあります。曲名は知らなくても、聴いたら「あっ、これのだめの音楽だよね」という方、結構いらっしゃると思います。

今回、サファリオーケストラの第26回定期演奏会では、ブラームスの交響曲第3番を演奏しますが、実はこの交響曲第3番は「のだめ」フランス編に登場するのです。フランスのコンセルバトワールに留学しているのだめが、アナリーゼという楽曲分析のクラスに参加したときの最初のお題がブラームスの交響曲第3番。第3楽章の旋律が流れ、フランス人クラスメイトが「ブラームスの曲にしては、簡素で流暢でコンパクト」とコメントしているのです。第3楽章の主題はドラマでも使用されていたので、聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。「あっ、聴いた事がある!」という旋律が出てくることをきっかけに、クラシック音楽に興味を持ってくれる人が一人でも増えれば嬉しいな、と個人的には思ったりします。いつ、その主題が出てくるのかなと楽しみに、ぜひ演奏会へ足をお運びいただければと思います。

 

【演奏会詳細】

◆日時 10月19日(土)、13時30分開場、14時開演

◆場所 紀尾井ホール(千代田区紀尾井6-5)

◆曲目 シューベルト/「ロザムンデ」序曲 作品26、ドヴォルザーク/弦楽セレナーデ ホ長調 作品22、ブラームス/交響曲第3番 へ長調 作品90

◆指揮 前澤均(元NHK交響楽団第1ヴァイオリニスト)

◆チケット 全席指定2000円

 

サファリオーケストラの紹介動画をお楽しみください🎵

指揮者:前澤均氏
指揮者:前澤均氏

チャイコフスキー/弦楽セレナーデ2013.4.20 沖縄・南城市シュガーホールにて演奏