先の土曜日はチェロのソリスト山梨浩子さんを迎えての初練習でした。ドボルザークのチェロコンチェルトはことさら木管が重要な役回りを担い、チェロと協奏する場面が多いのですが、木管担当わたくし朝から緊張でお腹いたい……しかしいざ山梨さんを迎えて練習が始まると、それをほぐす温かなそよぎが前方から渡ってくるではありませんか。それは愛。明るい目で指揮する前澤先生、ほほえみながら情感奏でる山梨さんから、ゆたかで大いなるものが吹いてくるのです。
音楽への愛、人への愛、万物への愛。そして気づけばその愛は、前後左右にもそよいでいて、古い仲間、新しいメンバー、皆々から発する種々の愛がわたくしを包み込むのでした。なんという幸せ!
ちと大げさではないか。そう思われた方はぜひにご来場いただき、ご自分の耳でお確かめください♪ もちろんベルリオーズの演奏にも色々な愛が充ち満ちております。
練習後には前澤先生と山梨さんの対談を収録。当日の冊子に掲載します。前澤先生の言葉「強為云為」の意味するところとは? 山梨さんが挑むものとは? お楽しみに! (木管メンバーによるブログ)